

推薦度 ☆☆☆☆☆
著 者 高畑正幸
定 価 1500円(税抜)
発行日 2006/02/10 店頭に並ぶのは1/27頃の予定!
発行所 ロコモーションパブリッシング
ISBN4-86212-034-2
アマゾンならここで買えます
「読んだ」ではなく、「書いた」本です。
「究極の文房具カタログ」として、1999年の自費出版より7年を経て、ついに出版社からまともな書籍として販売されることになりました!!もちろん内容は大幅に加筆訂正、書き下ろしイラスト満載。以前のものよりも内容はずっと濃くなってます!
今回は「マストアイテム編」ということで、文具王が毎日デスクで使用している超必須アイテムのみを厳選して(それでも68アイテム)手書きイラストと文章で解説しています。以前のバージョンをお持ちの方もそうでない方も、是非是非宜しくお願い致します。
ここしばらく、文房具本の出版が相次いでいますが、そんな中、最も庶民派の文具王が、毎日の仕事や趣味の中で、ファッションとしてではなく、「道具」として実際にすり切れるまで使い倒しているモノたちのお話です。ほとんどの製品は、ごくごくフツーの文房具。今すぐ文房具屋で気軽に買ってみることができるものばかり。ぜひいちど、お手にとってご覧頂ければ幸いです。
※※※※※書籍紹介文より抜粋※※※※※
あの「文具王」が放つ文房具ブックの決定版! 本当に役立つ文房具の知識が一冊に!
TVチャンピオン(テレビ東京系列)「全国文房具通選手権」3連覇中の「文具王」こと高畑正幸による、最もニュートラルかつベーシック、そしてエキサイティングな文具読本! 著者の20年にわたる文具歴から導き出される、おすすめアイテム、使い方、そして文具から深まる合理的思考を通して、文房具が本来持っている深い意味合いを探ります。「そうそう!」「あるある!」「そうだったのか!」と読み進むうちに、文房具の「本当の見方」がわかる、文具・雑貨ファン必携の一冊です。著者自身による詳細なイラストで構成、全68アイテム収録。
おつかれさまでした。
装丁デザインがポイント高いですね!
もちろん中身も楽しみにしています。
:::::::::以下前書引用:::::::::::
一昨年あたりからにわかに文房具ブームの様な状況で、文房具に関する書籍などを見かけることが多くなった。一文具ファンとして、それは歓迎すべきことではあるのだが、それらの本を何冊も買って読み、棚に入れながらなんだか複雑な気分になってきた。
たしかにそれらの本は文房具を扱っている。しかし文房具ファンとしてはそれなりに自信があるはずの自分がその多くを読み流してしまっている。それはなぜだろう、と考えた時に、自分が実際に使っている文房具とかけ離れているモノが多いことが気になってきた。たしかに外国の万年筆は素晴らしいだろう。文豪の書斎やエグゼクティブなデスクにはこんな文具も似合うかもしれない。でもなんだかそういう文具を使う人たちが、左ハンドルの車をちょっと無理して乗ってるように見えることがある
たしかにフェラーリはいいんだろうさ、俺も乗ってみたい、でもさ、農家にはフェラーリより軽トラの方が便利だったりするじゃない。しかも、軽トラならどれでもいいわけじゃない。このトラックは坂をよくのぼるとか、荷物の積みおろしがらくだとか、色々あるじゃないのさ。その仕事にはぶっちゃけこれじゃなきゃっていうものがもっとあるよね。そんな気分。もちろん私だって万年筆の良さがわからないわけではない。高級文具を否定するものではない。でも庶民派文具ファンの自分としては、自分のデスクで毎日フル出場で大活躍しているタフな文房具たちに敬意を込めて日頃あまり語られない彼らのことを少し語らせてほしい。そんなふうに思えてきた。
ものを選ぶ視点は様々だ。大統領が演説の際にスーツやネクタイを選ぶ時、登山家がザイルやカラビナを選択する時、心理カウンセラーがメガネを選ぶ時、ゴルゴが銃を手にするする時。それぞれに選ぶ基準も選ばれるものも異なってくる。
文房具を使って何を表現するかは人それぞれ、だから、様々な視点で紹介したいものをあげればきりがないが、本書では「マストアイテム編」とし、かなり実用本位な視点で、私個人の必須アイテムの中でもほぼ毎日使用する基本アイテムに絞ってご紹介したいと思う。毎日毎日使い続けているからこそ自信を持って紹介できるものたちばかりだ。
もちろんこれだけが素晴らしいというものではない。他にもここに紹介しきれなかった素晴らしいものは山のようにあることはここに断っておく。
文房具は文字を書き記すものが基本だから、言語や文化の影響を少なからず受ける。たとえば、本書で「滑らかな」と表現している筆記具も、滑らかさと言う点においては海外の筆記具に比べれば劣る部分があったりする。ただし、私が必要としているのは日本語筆記に最適な滑らかさだ。横書き筆記体を多用する欧米の筆記具が求めるのが滑らかな弧を描くスケートシューズだとすれば、漢字の多い日本語が求めるのはバスケットシューズだ。素早くダッシュしてキュッと止まり、方向転換してまた加速する。競技が違うのだから最適な道具が異なるのは当然。滑りすぎる筆記具は、かえって書きにくいことだってあると私は思う。日本に極細筆記具が多いのも画数の多い漢字のせいだ。道具には目的に応じた選び方のポイントがあって、必ずしもハイスペックなものが自分にとって最適の解答ではないことは多い。どちらが良い悪いの問題ではなく、今自分が必要としているものが何かを的確に知って適したものを選ぶ知識と知恵が必要だと感じるのだ。
だから本書では、なぜそれを推すのかをできるだけ書いたつもりだ。あくまで「選び方の参考」としてみていただければと思う。皆さんが自分にとってとても身近な道具である文房具に注意を向けるキッカケになればうれしい。この本に紹介したものは、今日の帰りにも買えるようなものがほとんどだと思う。もし、気になったものがあったら文房具店に立ち寄ってあなたにとってのマストアイテムとは、どんなものなのか、考えながら探してみてほしいと思う。おそらくそれはあなたにとってとても楽しい作業だと確信している。
遅まきながら購入致しました。
amazonへは、このエントリを見た直後に発注しましたが、今日まで送付連絡が無かったのでアキラメました。
届いた方いらっしゃいます?
版型が予想よりも小さくて探すのに手間取いました。
あと本屋さんのどのコーナーにあるか?もなかなか判断が難しかったです。
自分が購入した店では、エッセイとかのゾーンにありました・・・。
検索端末備え付けじゃなきゃ見つからなかったかも
自分も文具好きで、いろいろな外国製高級文具も持っていて、文具系ブログの皆様には好評でも自分には合わないものが実は多かったりして...。
本書の前書きを見て、同感です。なんだか自分のモヤッとした部分がすっきりしました。
あと、挿絵がいいですね。
同業者(業界は違いますが)として、参考になります。
「極めれば凄い」ってことを感じました。
(今日、初めてこのブログ見させてもらいました。)
この本、とてもニッチだとは思いますが1500円だったら、結構買われる方いらっしゃるでしょうね。
特に文房具に興味があるわけでもない私も、この本はいったいどんなものか、一度見てみたくなってしまいました。
私のブログでも一度取り上げさせてください。
事務屋です。いつでもどこでもさっと取り出せるステープラーを探しに店に行って自分が辿り着いたのと同じものが取り上げられていて嬉しかったです(二重の意味で)。いつも背広の胸ポケットに忍ばせています。
おまけに初コメントだぜいっ。
夫が宮脇書店南本店に4冊ネット注文したら、
2週間くらい前になぜか「1冊だけ入荷しました」との連絡あり。
どうせなら全部届いてからと思って待ってたら、なぜかその後、音沙汰ナシ。
なんで? もしかして売れまくって入手困難なの?
我が家にやってくるはずの残る3冊は、今夜どこで朝がくるのを待ってるのだろー。
元々私は、1冊めは保存して、2冊めは友達に見せびらかして、
あと1冊は「今欲しい!」という友達に譲ろうと思って
「3冊注文してね」と頼んだのですが、何を思ったのか夫がもう1冊増やしてました。
きっと彼のも、手元愛蔵用。
夫婦なのに、なんで同じ本別々に持っとらないかんのじゃ。
と、言いつつ、何かうれしかったりする。
二人そろって、応援してるよ。
見てて楽しくて、色々、考えが膨らんでくる本だと思いました。
でも、本屋さんは置き場所に困ってるみたいですね。
私は、「ビジネス書」のコーナーで見つけました。検索機、ありがとう、という気持ちです。