小学一年生入学準備号の付録には毎年凝ったものがつくが、
今回は、足し算ペンケース。
フタの部分に二つダイヤルがついていて、下の窓の中に見える二つの数字を
足して10にならないと開かない仕組みだ。
もちろん、だいたいの仕組みは皆さんお分かりとは思うが、
見てみたいでしょ?中身。ということで、もうちょっと
内部構造をわかりやすく見るために、表面のステッカーを
きれいに剥がしてみる。
するとこんなものが出てくる。なるほど。左と右のダイヤルには
いろんな形の凸凹があって、答えが合ってるときにはちゃんと
かみ合うようになってるんだ。
このダイヤル、右側のダイヤルは左のダイヤルより高い位置にあって、
右側のダイヤルをポチッと押し込んだときにダイヤルが左と同じ高さまで
下がると、ロックの爪が解除されるようになっている。
数字が合わないときには、こんなふうに、互いの歯車のどこかが
引っかかって、押せないようになっているのだ。簡単そうだが、
どの組み合わせでも正解以外は押せないように凸凹の形状を作る
必要があるから、数が増えるほどに難しくなる。そのあたりは、
写真をよーく見ながら楽しんでいただきたい。
ちゃんと押せればこのとおり。
パカッと開くようになっている。
しかし、内部メカまで含めたデザインといい、色といい、
ドラえもんの道具っぽい。なかなかやるな。小学館。