(株)PFUのシートフィード型スキャナ ScanSnap FI-S500。
http://scansnap.fujitsu.com/jp/Amazonならここで買えます本体のトレーにスキャンしたい紙を乗っけて(数十枚でもOK)スキャンボタンを押すだけで自動的にソフトが起動し、スキャン開始、事前に設定してあるフォルダに自動的に放り込んでくれる。
このスキャナは、前のモデルから使っていて、一台は自宅、一台は会社に常時スタンバイしている。特に会社のものは、デスク左脇の袖引き出しの上に常に接続状態で置いてあって、いつでも紙を乗っけてボタンを押せば即時データ化できる。
私はスキャナの前にゴミ箱を置いて紙ウケにすることもある。確認のために一応保管しておく程度の書類はデータ化したらオリジナルはポイ。
何よりこのスキャナの良いところは、早くて手間がかからないこと。アーティストとかで、作品作りに使用するというような場合を除いて、スキャナは解像度よりも画質よりもスピードで選ぶべき。1枚5秒ならスキャンする気もするが、20秒だと面倒でやる気が起きない、つまり使わないということ。この時間の比は4倍ではなく∞(無限大)なのだ。しかも、フラットベッドとは違い、現行を重ねて入れるだけで自動フィードしてくれるので、手間無し。スキャンスナップならコーヒー飲んでる時間に(メールを打っててもよい)おわる100頁スキャン、フラットベッドなら一枚ずつ裏返してはセットし、ボタンを押すこと延々100回。1000円くれても絶対断る。
この発想は今に始まったことではない。昔は、ペーパーポートというスキャナが発売されていたが、日本では売れなかったので撤退してしまった。当時のユーザーは、画質の高いフラットベッドしか手に取らなかったとのこと。良い道具が世の中に在るためにはユーザーが成熟することも重要なポイントだったりする。
OCR機能とA3シートがmacに対応していないのが気に入らないが、HHKBを作るメーカーなら、そのくらい頑張ってくれてもいいのに・・・と思う。OCR機能がきちんと使用できれば、MACの場合、スポットライトで検索できるから、かなり便利になると思う。(ビスタもスポットライトのマネ機能が付くようだが。)
弱点は、製本しているものは、もちろんバラさないと使用できないことや、不定型なカタチの物や、厚みがあるもの、あとは、安い雑誌も苦手。静電気で複数の紙がくっついてしまい、きちんと1枚ずつフィードできないのが原因。こればっかりはかなり手こずる。でも、きちんと四角い名刺のような物は問題ない。
実際問題としては、自分の周辺にこれとは別にもう一台フラットベッドのスキャナは必要だが、使用頻度は圧倒的にスキャンスナップの方が多い。
製本されている冊子状のモノは、断裁機を使用して綴じ部分をばっさり落としてスキャンする。断裁機は数万円で購入可能。これについてはまた今度。
推奨設定は、
読み取りモード:スーパーファイン
カラーモード:カラー
ファイル形式:JPEG
圧縮率:最低(データ量最大)
ファイル名は、もちろん特別な用途がない限り 年月日時分秒。 2006年2月8日19時35分23秒なら20060208193523.jpg。
ハードディスクは、100GB/1万円ってところだから、A4 1枚あたり2MBとしても約0.2円で保管できる。HDD2台でバックアップを取ったとしても、1枚あたりの保管コストは0.4円。経済的だ。
ノートパソコンに10GBのスペースを用意すれば5000枚以上の書類を常時持ち歩くことも可能。
外付HDD100GBなら5万枚の書類を持ち歩ける。ちなみにA4コピー用紙1枚の重量は今計ったら4.2gだったから、210kg。紙の厚みが約0.1mmだから、積み重ねると高さは5m。これだけの書類をポケットに入れて運べる。すごいと思いません?
私はすでに数万頁のでーたをスキャンしてオリジナルを捨ててしまった。
古い写真(サービス判)なんかも、じゃんじゃんスキャン。これはさらにデータ量が小さいから、どんどんいける。一度スキャンしてしまえばその後の画質劣化もないし、ブラウザソフトをきちんと設定しておけば、いつでも見ることができる。アルバムって、一度しまってしまうとなかなか出してこないものだ。気がついたら写真どうしがくっついてたりしてショックを受けたことがあるが、その心配もない。