文具王のオヤジ(三郎、昭和19年生まれ)は、インターネットが苦手だ。本人は嫁にパソコンを買ってもらえないからだとか、通信料を払うのがもったいないとか主張しているが、あきらかに食わず嫌いである。(嫁である私の母は、ネットもメールもへっちゃらで、マイクロソフトの資格試験をオンラインで受験したりしている。いつ逆転したのか不思議である。・・)しかし、息子が「文具王」を名乗っていることは知っていて、時々古びた文房具屋や骨董市に出かけたときに「これはもしや!レアものでは?!」と思う文房具を発見すると、こっそり買っては集めていて、「おまえのためにとりあえず買っておいた!」と、ときどきこうして「ハガキ」で報告をよこすのである。
ハガキには、本体のスケッチと本人なりの分析やら本体に記載された文言やらが記載されており、「珍品ではありませんか?」と、私の意見を求めており、わたしの「鑑定」(見たことないぞ、すごいねえ、とか、うーんそれはわりと普通に売ってるねえ、と言う適当なコメント)に一喜一憂するのである。しかし、よく見ると、これはこれでなかなか力作であるので、この度、本人には承諾を得ずに掲載することにした(笑)
(きっと暫くは本人に知れることもないだろう。)
しかしこうやって見ると、ハガキも悪くないなあ、と思ったりもするのである。
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